2024年9月25日水曜日

OSイメージを用いてRaspberry Pi OSをインストールする

1. はじめに

本書では、Raspberry PiのOSである Raspberry Pi OS を、Raspberry Pi Imagerというソフトウェアを用いてインストールしました。このソフトウェアは、OSをmicroSDカードに書き込む時にOSのダウンロードも同時に行ってくれます。

職場や学校などでは、この方法でのOSのインストールに失敗することがあるようです。ネットワーク環境により、OSのダウンロードに失敗するためのようです。

そこで、職場や学校などでもOSのインストールが可能な方法を紹介します。Raspberry Pi Imagerを用いて、あらかじめダウンロード済のOSイメージをmicroSDカードに書き込むという方法です。

2. 必要なものの準備

それでは、「Raspberry Pi OS のイメージで OS を インストールする」方法を解説します。まず、皆さんが普段お使いの PC で Raspberry Pi OS のイメージをダウンロードします。
にアクセスしましょう。OSのイメージをダウンロードするページにたどり着きます。

本書でインストールを推奨する OS は「64-bit、アプリケーション数は通常、OSは最新」の選択肢なのでした。
ダウンロードページでは、「Raspberry Pi OS (64-bit)」の「Raspberry Pi OS with desktop」が該当します。ページをスクロールして下図の項目を見つけましょう。見つかったら、「Download」ボタンをクリックしてダウンロードします。執筆時点では 2024-07-04-raspios-bullseye-armhf.img.xz という名前の圧縮ファイルがダウンロードされました。
その他の選択肢としては、Pi 3 B/B+ までの機種では、下図の32-bit版を選ぶのも良いでしょう。
Pi Zero 2 W のようにメモリが少ない機種では下図の Legacy (32ビット) 版が安定動作する可能性があるのでした。
さて、現在の Rasbperry Pi OS では、ダウンロードしたファイルの名前は「ファイル名.img.xz」となっています。

本ページのタイトルに「イメージファイルを使って」とありますが、ダウンロードしたファイルはこの「イメージファイル」を「圧縮」したファイルです。圧縮の手法が、拡張子に表示されている「xz」であるというわけです。

ですから、ここからの流れは通常ならば「圧縮ファイルを『展開』してイメージファイルを取り出す」→「イメージファイルを microSD カードに書き込む」 となります。しかし、本ページでは「展開」という作業は行わす、圧縮されたファイルのまま作業を続けます。 その理由は以下の二つです。
  • microSD カードに書き込むためのツール Raspberry Pi Imagerは、圧縮されたイメージファイルのままでmicroSDカードへの書き込みができる
  • xz で圧縮されたファイルは、Windows のデフォルト環境では展開できない
以下で、圧縮されたイメージファイルをそのまま microSD カードに書き込む方法を解説します。なお、便宜上「圧縮されたイメージファイル」のことを「イメージファイル」と呼ぶことがありますので、混乱しないようご注意ください。

3. Raspberry Pi Imager による OS イメージの microSD カードへの書き込み

ここでは、Raspberry Pi用OSのインストールソフトウェアであるRaspberry Pi Imager を用いてイメージファイルを microSD カードに書き込む方法を紹介します。
インストール済のRaspberry Pi Imagerを起動するには、検索窓で「ras」などと記入して現れるRaspberry Pi Imagerをクリックします。
さて、起動したRaspberry Pi Imagerで「OS (Operating System)」の部分の「OS を選ぶ (CHOOSE OS)」ボタンをクリックしましょう。現れた画面で下図のように「Use custom (カスタムイメージを使う)」を選択します。
すると、イメージファイルの選択画面になりますので、先ほどダウンロードしたファイルを指定します。下図は、ダウンロードフォルダにダウンロードされたファイルを指定している様子です。
次に、Raspberry Pi Imagerで、「ストレージ (SD Card)」の部分の「ストレージを選ぶ (CHOOSE SD CARD)」ボタンをクリックしましょう。microSDカードが接続済であれば下図のようにカードが現れますので、クリックして選択しましょう。

なお、外付けハードディスクなどをPCに接続しているとこの選択肢が複数現れます。microSDカードを表す適切な方を選択しないと皆さんの大切なデータが壊されてしまいますので注意して選択しましょう。
あとはRaspberry Pi Imagerで「書き込む (WRITE)」ボタンをクリックしましょう。「Would you like to apply OS customization settings?」という質問に「いいえ」をクリックし、 「(中略)本当に続けますか?」に「はい」をクリックすると、書き込み (Writing)が始まります。確認 (Verifying)までが終わると、書き込みが終了します。

下図の画面が出たらmicroSDカードを取り外し、その後Raspberry Pi Imagerを終了しましょう。取り外した microSD カードを Raspberry Pi にセットして起動することになります。


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